“奄美大島泥染工房OHSARI”奄美の伝統染色“泥染め”で「トライバル・民族・サーフ」柄のTシャツ等を作っています。

泥染めUSEDTシャツ「ジーンズの様な色落ちとは」その1
このページは泥染めTシャツの“ユーズド感”についてご紹介したいと思います。

泥染めTシャツ商品のページでは「風合いが変化します。」 「着用と供に独特のユーズド感が出てきます。」
「擦れた部分がジーンズの“アタリ”のように白く色落ちします。」と書いていますが実際どんな感じになるのか・・・?

そこで、それらを言葉で説明するのは難しいので、このページでは実際に自分が着たTシャツを
「泥染めUSED(ユーズド)Tシャツ」としてご紹介したいと思います。

泥染めTシャツの色落ち風合いの変化/その1シャツ-01 

ではその前に予備知識として。。。

染料で染められたものは「日光・摩擦・洗濯など」の影響で退色が起こるのですが、その影響に対する強さを
数値で表したものを「〜堅牢度(けんろうど)」と言います。

そして泥染めなど天然染料の各種“〜堅牢度”はやはり化学染料と比べるとどうしても劣ってしまいます。
(ちなみに泥染めは草木染めの一種です。)

その中の一つ「摩擦堅牢度」つまり摩擦に対して弱いことによりジーンズの“アタリ”の様に擦れた部分が白く色落ちします。
これらの事を踏まえてご覧下さい。

 泥染めTシャツの色落ち風合いの変化/その1シャツ-02

こちらはお気に入りのショートTシャツ「ハヅキ」です。(色が違って見えますが上の画像と同じTシャツです。)

こちらのTシャツは使用期間約1年、約30〜40回程度着用し、他の洗濯物と一緒に普通に洗濯し陰干ししました。
全体的に退色が見られ表面が白っぽくなっています。

 泥染めTシャツの色落ち風合いの変化/その1シャツ-05

 泥染めTシャツの色落ち風合いの変化/その1シャツ-11

 泥染めTシャツの色落ち風合いの変化/その1シャツ-04

生地の端や縫製部分は凸になっていて擦れ易いので他の部分より色落ちしています。
これらが「擦れた部分がジーンズの“アタリ”のように白く色落ちします」と表現している部分です。

 泥染めTシャツの色落ち風合いの変化/その1シャツ-03

 泥染めTシャツの色落ち風合いの変化/その1シャツ-08

写真では伝わりにくいのですがヘビーウエイトの厚手生地で日本の工場でしっかりと縫製されたオーサリオリジナルBODYは、
首が伸びたり形がヨレヨレになったりせずにしっかりとしています。
(首の部分が少し波うっていますが最初からこうなっています。)

 泥染めTシャツの色落ち風合いの変化/その1シャツ-09

 泥染めTシャツの色落ち風合いの変化/その1シャツ-10

さていかがでしょうか。やはり“百聞は一見にしかず”ですね。
良くも悪くもこの風合いの変化が泥染めを含め天然染料の最大の特徴といえます。

実際の色落ちはそれぞれの使用頻度や状況、洗濯洗剤の種類,水温など様々な条件で変わってくると思います。
私の場合は他の洗濯物と一緒に洗濯しましたが、お客様には他のものと分けてお洗濯をお願いしています。

※モニタの違い等により実際と違って見えているかも知れません。
予めご了承下さい。